信用調査会社の東京経済によると、宮城県仙台市に本社を構える食肉卸会社の「株式会社マルイ」が、1月25日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に委託し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。
同社は1903年に創業し、主にホテルや飲食店に仙台牛などの銘柄牛を卸してきました。その他にも、関東や関西など広範囲に販路を持ち、仙台市内にも小売店を2店舗展開していました。
しかし、競争の激化や東日本大震災による被害、風評被害などが重なり、業績が悪化しました。さらに新型コロナウイルス感染症の影響で売上が減少し、資金繰りが厳しくなりました。これ以上の事業継続が困難と判断され、今回の措置に至ったようです。
また、同じくグループ会社の「株式会社マルイフーズ」も同様の措置が取られ、2社合計の負債は約10億円に上る見込みです。
インターネット上では(Twitterなど)「風評被害により歴史ある企業が無くなるのは悲しい」などとコメントが寄せられています。
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