富山県射水市に本社を置くSC運営の「新湊商業開発株式会社」は、24年1月26日付で事業を停止し事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになった。
2003年に設立の同社は、同市新湊地区でショッピングセンターの運営・管理を主力に事業を手掛けていたほか食品スーパー「カモン食品館」の運営も手掛けていた。
しかし、近年は地域における高齢化や人口減少のほか、大手スーパーの進出による競争激化で赤字が続くなど業績が悪化していたことに加え、1月1日に発生した能登半島地震により売上が急激に減少したため、資金繰りが行き詰まり今回の措置に至ったようだ。
また、グループで同施設の不動産を所有する「株式会社ワタヤホーム」についても同様の措置が取られ、2社合計の負債総額は約3億円の見通しだ。
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