新潟県上越市に本社を置く酒類卸の「大和飲料株式会社」が、2月19日に事業を停止し、弁護士に事後処理を一任し、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。
同社は1930年に創業し、新潟県内の小売店などを顧客として、酒類を中心に清涼飲料水や食料品の卸売りを主力に事業展開していました。
しかし、酒類市場の縮小やディスカウントストアなどの量販店との競争が激しくなり、業績が悪化しました。そのため、2023年3月に投資・経営コンサルティング業の「ANEW Holdings」(東京都千代田区)の子会社となり、経営再建を目指していました。
しかし、「ANEW Holdings」も経営が悪化し、2024年2月22日に東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたため、親会社に連鎖する形で今回の措置に至りました。
負債総額は約2億5000万円と見られています。
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