新潟県新潟市に本社を置く元・米菓製造会社である「株式会社摂田屋管財」(旧商号:浪花屋製菓株式会社)が、2月9日に新潟地方裁判所から特別清算の開始決定を受けました。
同社は1923年に創業し、1925年に柿の種の原型となる米菓の製造を始め、「元祖柿の種」という商品名で人気を博してきました。また、缶入りの「柿の種進物缶」やチョコレートでコーティングした「柿チョコ」などの商品も発売し、事業を拡大してきました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により土産需要が低下し、業績が悪化しました。そのため、同業の「阿部幸製菓」(新潟県小千谷市)に事業を譲渡することを決定しました。2023年6月には、阿部幸製菓が新しい会社「浪花屋製菓株式会社」を設立し、事業を引き継ぎました。一方、旧会社は現在の商号に改称して事後処理を進めています。
負債総額は約9億8500万円と見られています。
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