官報によると、大阪府八尾市に本拠を置く金属熱処理加工企業の「要工業株式会社」が、2月9日に大阪地方裁判所から破産手続の開始決定を受け、倒産したことが明らかになりました。
1976年に創業した同社は、自動車部品や機械部品などの金属熱処理加工を主力に事業展開しており、八尾市内に複数の工場を所有していました。さらに、2013年には香川県東かがわ市にも工場を開設し、事業を拡大していました。
しかし、積極的な設備投資に伴う資金需要が高まった一方で、新型コロナウイルス感染症の影響による受注の減少で業績が悪化しました。その結果、多額の借入金が資金繰りを圧迫し、事業継続が困難と判断され、今回の倒産に至ったようです。
要工業株式会社の負債総額は約16億円と見られています。
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