長野県長和町でチョウザメの養殖に取り組んでいた企業が、2月5日付で事業を停止し、自己破産の申請準備に入ったことがわかりました。
この企業は「ドリームウィングス」といい、2017年に設立された水産養殖・加工業者で、天然の湧き水を使ってチョウザメを養殖していました。
この地域は、旧石器時代から黒曜石の産地として知られ、同社は「古代黒耀蝶鮫」というブランド名でキャビアや身の燻製などの加工食品を製造し、地元の食材を使ったベトナム総菜も手がけていました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により売り上げが落ち込み、資金繰りが逼迫しました。2023年のコロナ「5類」移行後は受注が増えましたが、在庫不足や代表者の体調不良により事業継続が難しくなり、断念せざるを得ない状況になりました。
負債総額は約1億円に上ると見られています。
コメント