神奈川県湯河原町に本拠を置く旅館経営会社「株式会社青巒荘」が、2月1日に横浜地方裁判所小田原支部に民事再生法の適用を申請したことを発表しました。
1929年に創業した同社は、奥湯河原温泉に位置する「青巒荘」という名の温泉旅館を運営していました。この施設は、古くからある旅館であり、源泉掛け流しの温泉や落ち着いた雰囲気が人気でした。
しかし、景気の低迷やレジャーの多様化などにより、客数が減少しました。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で休館や営業時間の短縮を余儀なくされ、経営環境が悪化しました。加えて、過去の設備投資による多額の借入金が資金繰りを圧迫し、自力での再建が難しい状況になりました。
負債総額は約8億5000万円と見られており、同社は地元の企業である「株式会社フォレスト」からの支援を受け、営業を継続しつつ再建を目指す方針を採っています。
Q.民事再生法とは?
A.民事再生法は、日本の倒産法の一つであり、個人や法人が負債超過や経営危機に陥った場合に、裁判所の監督のもとで再建を図るための手続きを定めた法律です。この法律は、倒産を避けつつ債務の整理を行い、債権者の権利を保護しつつ事業を再生させることを目的としています。 https://tickbixs.com/
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