東証プライム上場の自動車大手、日産自動車は、合弁会社が運営する中国江蘇省常州の工場での生産停止を発表した。常州工場は主にガソリンエンジンのSUVを生産しており、年間生産能力は約13万台に達し、中国市場における日産の年間生産台数の約1割に相当する。
この決定の背景には、中国市場における電気自動車(EV)への急速な移行がある。ガソリンエンジン車の需要減少に伴い、生産能力の合理化が必要と判断し、生産停止を決定した。今後、日産は中国市場での電動化戦略を強化し、EVの普及に対応する方針だ。
日産自動車はこれまでも中国市場において積極的にEVモデルを投入してきたが、今回の生産停止はさらなる電動化へのシフトを象徴するものだ。今後の動向に注目が集まる。
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