協同組合浜松三新工業団地(浜松市中央区)は、静岡地裁浜松支部から破産開始決定を受けました。決定は2月27日付で、負債総額は債権者6人に対して約12億8890万円です。構成3社は通常通り稼働しています。
この協同組合は1993年に金属や鋳物製造の5社によって設立され、設備の近代化や新製品開発を目的としています。団地開発では県から高度化資金の支援を受けており、2010年に1社が経営破綻しました。このため、同組合が保証債務を引き受け、債権者などとの債務処理の交渉を試みてきましたが、合意が得られず清算を決断しました。
工業団地の協同組合による破産は県内では珍しいとされています。
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