2024年03月04日、前場、日経平均株価が4万円台に突入した。
![](https://i0.wp.com/tickbixs.com/wp-content/uploads/2024/03/株価予想.png?resize=709%2C363&ssl=1)
上記のグラフは、Tittiby!編集部が、年間投資額1000万円以上の投資家を対象に行った調査の結果をグラフにしたものだ。
調査内容は、「日経平均が4万円を超えるのはいつか?」というものだ。
多くのベテラン投資家(ここでのベテラン投資家は年投資額1000万円以上の投資家)が8~9月と予想したが、その予想よりはるかに早く4万円に到達したことになる。
日経平均が異例の速さで4万円を超えた理由は数えきれないほど考えられるが、そのうち三つを挙げようと思う。
まず、アメリカの株式市場が株高の影響を与えている。ニューヨーク市場では、アメリカ経済や企業業績の堅調さを背景に、ダウ平均株価が史上最高値を更新し続けている。
さらに、ナスダック市場に上場する半導体やIT企業などの業績に期待が高まっており、この流れに関連する業種の株価が東京市場でも上昇している。
上記が一つ目。
二つ目に考えられる理由は、
円安の進行である。
昨年の年末時点では1ドル=141円台で取引されていたが、今年に入って円安が一段と進行し、今月20日の午後5時時点では1ドル=150円前半(※150円35~37銭)まで値下がりしている。
円安の影響で、業績改善への期待感から自動車や機械など輸出関連の企業の株価が上昇している。
最後、3つ目は、
中国からの資金が日本の株高に影響しているという指摘がある。
景気が減速する中国から海外の投資家が日本に資金を移しているという見方がある。
東京証券取引所に上場する企業の株式の時価総額の合計は、先月末(1月)の時点でおよそ3年半ぶりに中国の上海証券取引所を上回った。
日経平均が急上昇している理由は、研究機関や研究者によって様々な考え方があるが、一般的な考え方の3つを当紙では紹介した。
今後も多くの上場企業、そして投資家、一般企業が活躍できる世の中であってほしい