宮城県仙台市に本社を構えるラーメン店経営の株式会社ブロスアップが、2月29日に仙台地方裁判所に民事再生法の適用を申請したと発表しました。
2016年に創業した同社は、「だし廊」という屋号で仙台市内に6店舗のラーメン店を展開しており、特にだしの旨みと多彩な自家製麺で人気を博していました。また、自家製麺の通販事業も手がけていました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響による売上の減少と原材料価格の高騰による採算の悪化で業績が低迷しました。また、積極的な事業拡大に伴う多額の借入金が資金繰りを圧迫し、自力での再建が困難と判断され、今回の措置に至りました。
負債総額は約2億6000万円と見られますが、支援スポンサーがすでに内定しており、6店舗の運営と従業員の維持を行いながら再建を目指す方針を採っています。
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