中古車売買 “彦根相互HD” が破産申請へ

滋賀県彦根市に本拠を置く中古車販売業者、彦根相互ホールディングス株式会社が、債務整理の手続きを弁護士に委託し、自己破産の申請を準備中であることがわかりました。

この会社は2001年に設立され、中古車オークションを通じた中古車の卸売りを主力にしており、その他にも中古車の買取りや小売り、事故車や故障車の修理・整備など、幅広い車関連事業を展開していました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で販売台数が激減し、その後は半導体不足による中古車需要の急増にもかかわらず、仕入れや買取り価格の上昇によって利益が減少しました。

資金繰りを維持するためには金融機関からの借入が必要でしたが、過去に不適切な会計処理が発覚し信用を失ったことで、事業継続が難しくなりました。

負債総額は約27億4000万円と見積もられています。