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京都府宇治市に本拠を置く惣菜製造・販売会社である株式会社野村佃煮が、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。
同社は1931年に創業し、京都の錦市場で小さな惣菜店を開業しました。
その後、ちりめん山椒や塩昆布、煮豆などの佃煮や惣菜、おせちの製造・販売を行い、取引先としては卸問屋や小売店、百貨店、スーパーなどを持ち、京都市内と東京都内に5店舗の直営店を展開していました。
しかし、近年は食生活の変化や新型コロナウイルス感染症の影響で観光客向けの需要が減少し、原材料価格や人件費の上昇により採算が悪化しました。
そのため、自力での再建が困難と判断し、民事再生法の適用を申請したとされています。
関連会社の株式会社東京野村も同様の措置を取り、2社合計の負債総額は約45億円と見積もられています。
惣菜の製造販売を広めた野村佃煮
昭和の初期,野村佃煮の創業者が京都で惣菜の販売をはじめました。あっという間に,野村佃煮の惣菜はたいへんな評判になったと言われています(野村佃煮のサイトより)。
それ以前には,惣菜を作って販売することは誰もしてなかったといいますから,まさに,野村佃煮は惣菜販売のパイオニアですね。
今回はたいへんな状況ですが,再生し,多くのひとに愛されている商品が絶えることのないことを祈っています。
上の商品は野村佃煮さんのちりめん山椒です。他にも私たちの食を彩るすばらしい商品の開発販売がされています。
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